クリスマスイヴ、
教会のキャンドルサービス。
牧師は迷える子羊達に語りかける。
迷える子羊達...近所のおじさんおばさん、
もの好きな個人客 数十名。
仏教では念仏を唱えるように、
キリスト教では賛美歌を歌うのだなぁ。
天井が高いと、オルガンの音や賛美歌が幾重にも響いて
おごそかな雰囲気が生まれるのだなぁ。
近所に普通に居てはるような おじさんおばさんが、
賛美歌を歌ったりうつむいたりする姿は
奇跡のように清らかにみえます。
「キリストはバッサバッサと敵を倒せるような
ヒーローではないが...」
「ハブられたるするようなこの暗い世相で...」
やや気になる牧師さんの言葉遣いも笑、
教会の落ち着いた白い空気に包まれていきました。
イエスが生まれる以前は、
「はい」という肯定を意味する言葉はなんだったんだろう。
聖母マリアの処女懐妊や、キリスト誕生のあらましは
おとぎ話と同じくらいメルヘンチックで、
サンタがいるかいないかというレベルのお話だと思う。
でも2015年も前の真実を確かめる術はないし、
今現在わたし達に大きな影響を及ぼしている
という事だけは明らか。
「クリスマスおめでとうございます」
という牧師さんの言葉に、なんとなく俯くことしかできなかった。
キリシタンではない、祈りの言葉も知らない異客だったけれども
キリストに思いを馳せる一夜でした。
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その後、女子会クリパへ参加しました。
(クリスマスパーティー)
はじめましての人ばかりでしたが、
意気投合した女の子が、おない年の同じ誕生日で
奇跡かと思いました。
一生で会えるか会えないか位なのではなかろうか‥‥
(二年後、この子とは同じシェアハウスで暮らすことになります:後日記)
丁寧に淹れて頂いたコーヒーを飲み干し、
興奮醒めやらぬ頭で、いつの間にか25日を迎えていました。
忘れられない、不思議なイブとなりました。
感謝❖